うしろシティ 第10回単独ライブ「人生に、エクスカリバーを。」名古屋公演

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うしろシティの単独ライブに行くのは2回目です。前回はうしろシティのこと何も知らないまま行ったんですけど、それからすっかりファンになってしまいラジオも聞くようになりました。別に本人たちのこと何もしらなくても十分楽しめるんですけど、やっぱり知ってるほうが「生の金子さんだ!阿諏訪さんだ!」ってテンション爆上がりです。


私が一番好きなのはヒッチハイクのネタです。トラックの運転手の金子さんと中学生の阿諏訪さんの密室での会話劇なんですけど、とにかく金子さんが大人げない!(笑)急にトラックを止められて説教されてキョトンとする阿諏訪さん、必死で地雷を踏まないようにする阿諏訪さん、だんだん苛立ちを隠せなくなってくる阿諏訪さん、阿諏訪さんの心境の変化が伝わってきます。キラキラしている阿諏訪さんから容赦なくキラキラを奪っていく金子さん。ひでえ!ひど過ぎて面白い!学生時代のヒッチハイクといえば出会い、冒険、成長とジャンプ的な要素を孕んだ希望に満ち溢れたもののはず。それがこんな地獄のような時間になるとは。阿諏訪少年圧倒的不利の心理戦のようです。


天国のコントは「世にも奇妙な物語」みたいで面白かったです。見所は阿諏訪さんの怪演。笑顔って怖いんだな、ポジティブとサイコパスって紙一重なんだなと思いました。ポジティブという言葉が嫌いになりそうです。阿諏訪さんのきれいごとばかりの言葉にはイラッとしますが、いちいち入れてくる意味不明な間には笑えます。
とにかく阿諏訪さんがウザくて、私が金子さんの立場だったら間違いなく発狂してる。金子さんの「天国って地獄だったんだな」という言葉がこのコントの全てを表してます。ポジティブのうさんくささを遺憾なくあぶり出してくれている作品です。


サービス券のネタは設定が面白い。最初はどんどんサービス券が増えてくのを何となく見てたんだけど、だんだんルールが明らかになっていくにつれて、そういう事だったのか!って面白くなってきました。無理矢理クレームを捻り出す金子さんと、サービス券だけでなくお寿司まで容赦なく奪っていく阿諏訪さんに笑った。なんかもうお寿司を食べることじゃなくて、サービス券もらうことが目的になっちゃってるし!


もちろん全てのコントが面白かったんですけど、私が特に好きだったのはこの3本です。うしろシティのコントって基本的には変わった人が出てくることはあってもクズは出てこない印象がある。でも今回は人間のブラックな部分というかゲスな部分とかもあって、そこがまた良かった。