チュートリアルライブツアー2019 「奮発の黄昏」

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最近チュートリアルってネタ番組でも見ないし、って言うかもうネタとかやるポジションじゃないし、どうかな?って思いながら行ったんですけど、良かったあ~。めっちゃ良かった!まずチュートリアルを生で見ること自体初めてだったんですけど、徳井小顔!私ライブで今までけっこう色んな芸人さん見てきましたけど、ダントツで小顔だったわ。「イケメン!」よりもまず「小顔!」って思ったもん。


久しぶりにチュートリアルのネタ見たけど、いや~もう一本目からやられた。徳井が「28歳のOLになりたい」って言い出した瞬間「そうだ!そういえばこいつ変態だったわ!」って思い出した。何だ、28歳のOLって。随分ピンポイントじゃないか笑。それからもう徳井の妄想はとどまることを知らず。ボケの人が「○○になりたい」って言い出すのは漫才では定石中の定石なのだが、徳井のは他の漫才師とは違う。異質なのだ。28歳のOLというチョイスもそうなのだが、何というか明らかに本気度が違う。普通このパターンだと漫才コントに入ったりするのだが、彼らはしゃべくりだ。あくまで会話の延長線上であり、徳井は徳井のまま28歳のOLになろうとする。ボケというにはあまりにもリアリティがあり過ぎて、「ただただ徳井の癖見せられてるだけじゃね?」みたいな気持ちになってくる笑。漫才なのか本気なのか?みたいな。徳井が28歳のOLよりも28歳のOLであり、それに巻き込まれる福田という構図だけでもう十分におかしいのであり、がつがつボケなくても自然体の二人で十分面白いんだと思う。
福田の「普通の人」というポジションも重要だなあって改めて思った。福田のとまどいからの、だんだん徳井のやりたいことを理解していき、何だかんだ協力しっちゃってる様、私、かなり福田の気持ちになったわ。福田のおかげで私たち客は暴走する徳井に置いてきぼりにされずにすむ。そして徳井が当たり前のように言っていることが、本来とてもおかしいことであるということを福田が思い出させてくれるのだ。


コント「ひだまりの街」は子供の無邪気さとやっている遊びのレベルの高さのギャップにめっちゃ笑った。チョイスの渋さにお前らいくつだよ!って。二人とも台詞量が多かった上に、なかなか芝居がうまくて感心した。台詞の間をなかなか空けるところと、「LA LA LA LOVESONG」のところウケた。


二人がお互いの旅行の行き先を話している漫才は前半めっちゃ福田の旅行について羨ましがる徳井と、後半の自分の旅行先を嘆く徳井に笑う。徳井よ、福田なんて普通のことしか言わないないのに、なぜそんなに前のめりで話を聞けるのかね笑。もう福田のことが好きすぎて福田が何を話しても愛おしい感じがする。後半嘆く徳井に「オレ悪いこと言ったかな?」感をちょっと出しつつ、ツッコミじゃなくて普通に「富山もいいところだよ」とフォローする福田に笑う。私も富山行ったことないけど、富山もいいところだと思うよ。


最後のコント「鮨さゆり」は明らかに徳井がこのネタ気に入ってるんだろうなというのが丸分かりだった笑。すごいこれやりたかったんだろうなって笑。出オチのコントと思ったら、見終わった後一人の女性の人生を見たような気分になったよ。ちょっと余韻さえあった。スポットライトを浴びるさゆりに紙ふぶきを撒き出すサラリーマンでめっちゃ笑ったんですが、これ実際の彼らの関係性にも被るなあとも思いました。でもどっちがいいとかじゃなく、紙ふぶきを撒くほうの福田は福田で楽しそうでそういう人生ももちろんありなんですよね。福田が紙ふぶきを撒き出して爆笑が起こって、福田はそれで輝く。
それぞれがそれぞれにとってベストな組み合わせのコンビなんだなあと思う。二人の関係性で笑わせてくれる、それが出来るのはチュートリアルだけだ。