さらば青春の光単独ライブ「大三元」

さらばの単独は初めてだったんですけど、さらばのコントが大好きな私にとって、オールコントのこのライブは本当に当たりでした!さらばはやっぱりコントだよ!
あと演出が今まで見たライブの中でトップクラスでかっこいい!照明とか音楽とかのセンスがすごく良かった。やっぱ私、川谷絵音の作る曲好きなんだよな~。

●「大三元
序盤のシリアスな状況がたった一言でひっくり返され、静寂から一気にライブ最初の大爆笑が起こる。ライブスタートの合図のように。まったく同じ状況でも一つ設定が加わるだけでこんなに全てが変わってしまうなんて。状況の深刻さも人物設定も相関図も。もう私には親父がクズなのかバカ真面目なのかようわからん笑。

●高校球児の元にある男がスカウトに来るネタ。
この男前は何者なのか?目的は何なのか?そして語られていく男の過去。汚い大人が純粋な少年を悪の道に引きずりこんでいく。いや、悪の道ってほど悪いことではないんだが。考えようによっては堅実な進路なんだが。現実を教えてくれるのも悪いことではないんだが。ただものすごい説得力でもって少年の夢をぶち壊すのをやめてくれ!笑。
でも「お前は将来AVに出る!」で爆笑した私は最低な大人にです。


●相手を怒らせ過ぎると逆に怒られないというネタ。
何か東ブクロさんの人を小バカにした感じが本当にいそうにも思う。それにしても森田さんはコントの中でいつも理不尽な目にあってるけど、いつもいいリアクションするなあ。かわいそうなんだけど笑っちゃう。

●パン屋を閉める店主がある男に出会うネタ。
このネタがぶっちぎりで好き!ぶっちぎりで下ネタだけどな笑。もう下ネタ酷すぎて東ブクロさん後ろ向いて笑ってたもんね。パン屋で下ネタという意外性と変態サイコパス東ブクロさんの演技が最高。今まで東ブクロさんが演じてきたクズの中でもなかなかの上位に入るんじゃないだろうか。このライブの中で一番このネタが東ブクロさんイキイキして見えたもん。本当にこの人はクズを演じると輝くな笑。
食べ物を下ネタにしちゃうわ、人の大切な思い出を自分の特殊な性癖に利用しちゃうわ、挙げ句の果てにそこで働いていた人たちやお客さんまで巻き込まれるわ、もうこの最低野郎が!(すごい褒めてる)
下ネタのバリエーションも直接的な下ネタ、イマジネーションによる下ネタ、と豊富で下ネタ好きにはたまらない笑。こういうテレビでは絶対出来ない最高のネタが見られるからライブ通いは止められないんだよな~。

●「終電逃させ屋」
パン屋のネタの次にこのネタが好き。やっぱこういう森田さんが理不尽なことに巻き込まれる系好きだわ~。もうほっとけばいいのに自ら巻き込まれにいく森田さん笑。抵抗してるのに何だかんだ役に立っちゃってる森田さん笑。そしてめっちゃ機敏な東ブクロさん笑。東ブクロさん、パン屋では静の演技で、こちらは動の演技ですね。ずっと動いているので大変そうです。動きが多いネタですが、出てくる駅名が会場によって違うらしく、また駅と駅のリアルな距離感も大切にしているらしくて、なかなか緻密に作られています。「関西人のケンカって滑稽やろ」と名古屋ドームで一網打尽にするところで爆笑しました。名古屋ドームは大阪では大阪城ホールとかになるんでしょうかね?会場によってお客さんの反応も微妙に違いそうで、このネタは他の会場でも見たくなりました。

●「金曜日の100倍」
こちらはあまり見られない森田さんのハイテンションが見られるネタです。短めの出オチ的なネタではあるんですけど、何も考えずに見られていいです。見てて楽しくなるネタですね。気持ち分かるし笑。最後でタイトルの意味がわかるのも好きです。

サラリーマン川柳のネタ。
景品めっちゃ貰ってく東ブクロさんと審査員の見る目の無さに笑ったけど、何気に冒頭の森田さんのアナウンサーの演技に全く違和感が無くて笑った。本当にこういうアナウンサーいてもおかしくないくらい上手かった。舞台上には二人しかいないのに会場がどんどん気まずくなっていくのも伝わってくる。ずっと飄々としてる東ブクロさんと、驚き・焦り・苛立ち・呆れ・諦めと感情がどんどん変化していく森田さんとの対比が良かったです。最初の完璧なアナウンサーっぷりが壊れていくのも面白かった。

●「祭りのあと」
ちょっと伏線が長めの凝ったネタです。
個人的に人間の弱さも描いたちょっとせつないネタだなと思いました。片方が助かるには片方が不幸になるしかないという究極の状況で、どちらも真面目に頑張って来た人たちなんですよね。コントなのにどうにか二人とも助かる方法はないの~!とヤキモキしてしまいました。いや、私が勝手に思ってるだけで会場は爆笑でしたよ。でも何か今となってはタイトルさえちょっと切なく感じる。人間というものを描いている部分もあるネタだと思うので落語になっても面白いかも。