NONSTYLE LIVE 2018「38~サンパチ~」in名古屋


NON STYLEの単独は初めてなんですけど、見るほうもちょっと大変なくらい凝縮されたものだった。ほとんど休憩なしで新ネタを約10本2時間ぶっ通し。しかもNON STYLEはボケの数が多いので、見るほうもなかなかの集中力を必要とする。ただ見てるだけの私でさえそう思うのだから、演者であるNON STYLEの大変さは相当なものだろう。しかし疲れや手抜きを一切感じないのはほぼ同じ年として非常に尊敬する。NSC出身ではなく、ストリート漫才出身の叩き上げ精神を感じる。


最初の「後輩に頼られたい」は石田さんが同じシチュエーションで何度もボケる大喜利のようなネタで、NON STYLEの鉄板のパターンです。秒刻みでボケが積み重なっていき、10分で何個ボケれるかという競技をやっているかのような数とスピードなのは昔から変わらないスタイルだなと思う。

「女性に服をプレゼント」では石田さんがオタクっぽいキャラを演じてるんですが、今まで見たことない石田さんのキャラクターで、色々な俳優業の経験が生かされてるのを感じました。

「婚活パーティー」はオンバト時代のイキリ漫才を彷彿させるネタで、私はなつかしくて好きでした。ノンスタはそんなにボキャブラリーで笑わせるタイプではないのですが、石田さんがイキリの井上さんにつけるひどいあだ名とかツッコミとか、言い過ぎなのがすごい好きだったんですよ。井上さんがすごいキザなことを言って、石田さんがめっちゃ気持ち悪がるパターンのネタは今でも大好きです。

「アンチなぞなぞ」は石田さんがどんどん論破していくネタだったんですが、ネタの面白さよりも石田さんがかなり長ゼリフをスラスラ言ってるのに感心してしまって、素直にすごいと思いました。もちろん面白かったし、喋っている論理もなるほどと思ったんですけどね。

「シェフを呼んでください」は振り回される井上さんに爆笑が起こったネタでした。いや、何か不思議と井上さんに笑いが起こったんですよ。それが狙い通りだったのかはわからないけど。あの事故のことは今でもどうかと思うんですけど、私もそのときは「井上、頑張れ」って思っちゃいました。

最後の『「もうええわ」もうええわ』はひたすら井上さんが「もうええわ」と言わされるネタです。井上さんがフィーチャーされるネタだったので、今更ながら井上さんのツッコミについて考えてみると、ツッコミで笑いを取ろうというのとかはなく、かといってツッコミでうまいこと言おうという感じもなく、ただ自分の気持ちを言ってるだけだったりする。「言い過ぎやろ!」とか「言わんでええねん!」とか。ツッコミというか、井上だね。役割はツッコミではなくて井上。石田さんがかなりボケを連発するほうなので、それくらいゆるくてちょうどいいのかもしれない。


見終わったあと、未だかつてこんなに集中して漫才を見たことがあっただろうかと考えてしまったくらい、漫才を見た!って感じがしました。色々あったし、これからも色々あるかもしれないけど、末永く漫才続けてほしいなって思いました。