「プラス・マイナスがM-1ラストイヤーにはじめての全国ツアーするねんてツアー」名古屋公演

ライブハウスでのライブだったんですが、整理番号が一桁だったので最前列のど真ん中に座ることができました!こんなことは滅多にないので、普段はインスタ蝿とかバカにしてるのにパシャパシャ写真を撮る私。

おおーサンパチマイクが近い!

手を伸ばせば触れられそうな距離にある。触れてみたい衝動に駆られるものの、「ダメだ。これは漫才師しか触れられない神聖なものなんだ」と自分に言い聞かせる。


ライブが始まった。
浪速の舞台芸人の底力を見たという感じだ。もう東京で活動しているらしいけど。
安定感ハンパない。ベテランにも負けない安定感と若手の勢いを合わせ持っているのは、さすが舞台に立ち続けてきた中型芸人だ。


VTRも休憩もなく、ほぼ1時間ぶっ続けだったんだけど全くキレが衰えることがなかった。特に岩橋さんは今のパワー系のツッコミの中では一番ではないだろうか。岩橋さんは兼光さんをどついたり、首ねっこを掴んで舞台端まで追い詰めたりする。音もするし、普通に痛そうである。コンプライアンスが厳しい今の世の中でなかなか見られない結構強めのどつき漫才であり、それが新鮮だ。


なぜ岩橋さんがやると不快に思わないのか?
あくまで個人的な感想なのだが、岩橋さんは岩橋さんという生き物だからである。岩橋さんというクセがすごい生き物。その特異なクセ故にキレッキレのツッコミをしているのに、どうにもボケにも見えてしまい、強めのことを言ってもやってもなんか笑ってしまう。岩橋さんは普段からクセという奇行を連発しているので、強めのツッコミくらいでは暴力に見えないのかもしれない。彼の普段のクセのほうがよっぽど強烈だからである。
私は岩橋さんがクセというダメなところを丸出しにしているのがとても好きだ。とても人間らしいというか、漫才師らしいと思う。



そしてそんな岩橋さんを丸ごと受け入れ、尚且つ笑いに変えている兼光さんも素晴らしい。二人の信頼関係を感じるからどつき漫才を見ても不快にならないのかもしれない。
そこも含めて兼光さんは器用な人だなと思う。モノマネもやっぱすごいし。もっと色んなモノマネ見たかった!でもモノマネに頼らなくても十分ネタも面白いんですよ。私は外国人に道を案内するネタと、マネージャーにリストラされそうになったときのネタが面白かったです。


ツアーのタイトルにもある通り、今年プラス・マイナスはM-1ラストイヤーだ。吉本の中でトップクラスの舞台数を誇り、確実に爆笑をかっさっらってはいるものの、イマイチ日の目を見ないプラス・マイナスみたいなコンビにこそ優勝してほしい。
島田紳助は「漫才を10年やって、ある程度結果を出せないんだったらもう辞めたほうがいい」ということで、M-1を作った。それも正しい。それも優しさ。
でも参加資格が15年以内になった今、私はこうも思うのだ。
ほとんどの漫才師が10年以上立たないと面白くならないのではないかと。