うしろシティ第9回単独ライブ「どこが海のみえるまち」名古屋会場


コントの単独ライブに行くのは初めてだったんだけど、思った。コントってこんなに面白かったのかと。うしろシティめちゃくちゃ面白いじゃねえかと。
いやあ、うしろシティは名前は聴いたことあるけどネタは全然見たことなかったんですよ。アルピーとかハライチと同じ枠でラジオやってるくらいだから面白いのかなって思ってホントなんとなく見に行ってみたくらいで、顔と名前も一致してないくらいだったし。それくらいの知識の私でもホントに楽しめた。うしろシティのことを全く知らない私でもこれだけ楽しめたのは、漫才ではなくコントっていうのが大きかったのかも。漫才はネタというより本人を見たいという部分も大きいから、芸人さんのキャラとか元から知ってるほうが格段に楽しめる。それに比べてコントは元から役に入っちゃってるから、本人のことを知ってるかどうかは楽しむことに関してあまり重要ではないんだなとわかりました。


コントの舞台がわりと身近なのもあって世界観にもスッと入っていけましたね。
1本目は都会から地元に帰ってきた息子と迎えに来た母親のコント。コントなので大げさにはなっているけど母親あるあるというのはやっぱり何も考えずに笑える。これを1本目に持ってきてくれたのは私みたいな初めて来た観客に対して親切だなと思う。あとこの帰って来た地元というのはライブのタイトルにもなっている「海のみえるまち」なのかな?これからライブが始まるんだというワクワク感が高まる。私にとっては割とベタな感じのコントに見えたけど、普段はツッコミの阿諏訪さんが母親の役で完全にボケだったので、ファンの人には新鮮に映ったかもしれない。


次々とコントが続いていく。それぞれのコントにそれぞれの楽しみがあるのでまったく飽きない。
会話だけで爆笑の情景が浮かんでくる「レストラン」
バイヤーがめちゃくちゃ失礼なことを言ってるのに言ってることがわかりすぎて笑える「画家」
二転三転する展開とツッコミがさらに面白くさせる「ラーメン屋」
いつ捕まるのかドキドキする「陶芸家」
短い中にもインパクトがある「いじめられっ子」
おばあちゃんと客の心理戦?の「駄菓子屋」
いい話のはずなのに笑える「お葬式」


そして個人的にダントツで面白かったのが「友人との再会」
次々と色んな役になりきる金子さんにもう笑いが止まりませんでした。元のオドオドした役からの流暢すぎるしゃべりのギャップと、周到すぎる準備、そしてなりきる役柄の広さ、全てが面白い。次に何の役が来るんだろうとワクワクしました。途中大喜利みたいなの振られてたけど、あれはアドリブだったんだろうか?なんか素で悩んでたようにも見えたのだが。金子さんがめちゃくちゃ大変そうだったけど、一番面白かったです。でもあれだけ笑わされて、オチは「友達って何だろう?」って一瞬考えちゃいました。サラッと流してたけどちょっと印象に残りました。


今まであまりちゃんとコントは見たことなくて、出オチだったり、急に大声を出したり、過剰な動きや演技だったり、同じフレーズを何回も繰り返したりというイメージでした。今回のライブを見たら、イメージ通りの部分もあったんだけど、それがしつこいわけじゃなくて、むしろ一部で。ちゃんとストーリーで笑わせてくれるんですね。二転三転と展開していくし、どこに着地するんだろと普通に先の展開が気になってしまう。
あとやっぱりコント師は演技うまいなあと。漫才コントと違ってガチで演技してるわけですから、演技に対する熱量とかなりきり具合が違う。「友人との再会」ではちょっとおおって思いました。


今回のライブですっかりうしろシティのファンになってしまったので、ラジオも聴き始めました。ラジオも面白いですねえ。阿諏訪さんが意外といじられるんだね。二人の顔と名前もちゃんと認知したので次からもっと楽しめそうです。今年からちゃんとキングオブコントもチェックしよう!