ウーマンラッシュアワー村本大輔の大演説in名古屋

ここ数日、毎日炎上している村本大輔の単独ライブに言ってきた。


世間では嫌われてる村本だが、私は村本が好きだ。私は村本が舞台で手を抜いているところを見たことがない。漫才のライブでも村本が9割しゃべっている。一度ウーマンラッシュアワーの舞台を見てほしい。あれ?村本って面白くない?ってなると思う。舞台を見てしまうと好きになってしまう男、それが村本大輔である。


お客さんを巻き込んでしっかり笑わせつつ、だんだんと政治的な話もぶっこんでいく。
私は大演説を見たのは初めてだけど、この人はここ数年、全国各地で毎月この大演説を積み重ねてきたのだなと思う。



と言っても私は別に村本の信者ではないので、村本の言っていることが全て正しいとは思ってない。でも「普通をなくそう」という話に関しては「村本よく言った!」と思う。
ADDぎみの私は日々普通に苦しまされている。芸能人とか芸術家でもない限り、社会では普通というのが圧倒的正解だ。何かズレたことをしてしまう度に「ごめんなさい、ごめんなさい、私には普通がわからないんです」と泣きたくなる。最近は怒られるのが嫌で、何かをするとき「普通の人はこういうときどうするんだろう?」と考えるようになってしまった。もはや普通の奴隷である。


この主張が私の心に響いたのはADDが生きにくい日本にいるからであるが、アメリカではどうだろうか?発達障害が受け入れられているくらいだから、アメリカでは個性というものを大事にしてくれるんだと思う。そうなるとアメリカでは「普通をなくそう」という主張こそが普通になってしまうのではないか。


村本はアメリカに行くために英語を勉強していると言っていたが、村本はアメリカでどんなことを主張するのだろう?
人種差別とか銃社会についてはもう村本がどうこう言えるものではないような気がするし、今炎上しているLGBTはアメリカでは実際どういう存在なのかわからない。
アメリカの時事ネタについて話すんだろうけど、村本の炎上芸がアメリカで通用するとは思えないんだよな。


でも炎上なんかさせなくても村本は十分に面白い。
村本のことを初めて見たのは大阪でのある賞の予選だった。そのときウーマンラッシュアワーはバイトリーダーのネタをしていて、文句なしにその日ダントツにウケていた。かなり前のことなので他に誰が出ていたかは忘れてしまったのに、それだけは鮮烈で覚えている。
このライブがまだ村本の2ページ目だとしたら、表紙や目次の時点でどんだけ面白いんだよって話だ。


でもわからない。もしかしたら裏表紙から2ページ目で結末はすぐそこにあるのかもしれないし、こち亀みたいに200巻くらいあってまだまだ果てしない道のりなのかもしれない。
村本が2年後に本当にアメリカに行くことになったら私は見に行く。私も英語を使う仕事なのでちょうど勉強しなくちゃいけなかったんだ。


舞台を見たら、中卒の田舎出身の芸人がアメリカの舞台に立っているのを見て感動するかもしれないし、日本の恥晒してんじゃねえよ!と憤慨するかもしれない。
でもどちらの感想を伝えても村本は喜んでくれそうな気がする。


私は性格が悪い。無神経だし、気が利かないし、あまり人の気持ちもわからない。私の心の中の村本はブルーシートなんか捲らなくても、しっかりとブルーシートに鎮座している。私はそんなクズな自分が嫌いで、でも直すこともできなくて。そんな人間だけど、少なくとも一人は村本に励まされてる人間がいることを本人に伝えたい。



なんだかんだ最後はパラダイスの話で締めていた。
終わった後、私はしばらく立ち上がれなかった。


いつになったら私は普通から解放されるんだろう?


そんなことを考えていたら出待ちするのを忘れてしまっていた。ツイッターを見てたらすごい盛り上がりだったみたいだね。
あー私も村本と握手したかったな!