ぼくらの勇気 未満都市ー20年で変わったもの変わらないもの

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心だけ10代に戻れた夜だった。

「ぼくらの勇気」→「LOVE LOVEあいしてる」の流れなんて全国のアラサー・アラフォーにとってはちょっとした祭りだ。もちろん私もこの祭りに参加し、同窓会気分を味わった。

 

正直終わり方はいまいちスカッとしなかったけど、ファンを楽しませようとする心意気は十分に感じられた。

光一の銀狼、剛の金田一、松潤のオーバーオール、相葉ちゃんの暗躍、そして何より小原くんの復活!!

向井理もなじんでて意外とよかったぞ。

 

「愛されるより愛したい」なんてね、今まで100回以上は聞いてますけど、やっぱドラマのオープニングで聴くと感動がすごくて。一気になつかしさがこみ上げてきて、これから面白いことが始まるぞという、高校生のとき毎週テレビの前で味わったワクワク感を思い出した。これだけでも見た価値があったなと思う。

 

でも同時にせつなくもなったんだ。20年たった今、私は幸せになっただろうか?残念ながら私は私を幸せにしてあげられていない。それどころかアラフォー、非正規、独身という絶望的な状態だ。生まれた子供が成人になるという膨大な時間がたっているというのに、私は前に進むどころか後退している気がする。

このドラマを見ていたころの私は自分の未来は間違いなく光輝いていると思ってたし、親はいつまでも生きてると思ってたし、ちょっとだけ堂本剛と結婚できるかもと思ってた。まあ、うぬぼれてたわけですよ。

 

幕原から開放された後の彼らの20年に思いを馳せる。

きっと彼らも思ったんじゃないだろうか。

あれ、幕原より実社会のほうが厳しくね?と。

 

幕原から開放された直後は「こんなすごい体験をした自分はこれから何があっても乗り越えていくことができる」と思ってたと思うんですよ。でも社会では学歴とか収入とかルックスとか、あらゆることを人と比べられて、それは必ずしも自分の力でどうにかできるものばかりじゃない。幕原もね、そりゃ厳しかったですよ。食料少ないし、暴力で支配されてるし、大人は理不尽だし。でもそれはみんなそうであって、ある意味立場は一緒。何より政府という共通の敵がいるわけです。

でも中には幕原でのカーストはけっこう上でもいざ社会に出たら使い物にはならなくて一気に底辺みたいな奴絶対いたと思う。で、時々思い出すわけです。あの頃は輝いてたと。

前半のヤマトとタケルのやさぐれた感じを見てそんなことを思った。

 

私が同じ立場でもそうだったかもしれない。若くてきれいなまま死んだユーリのことをうらやましく思ったかもしれない。

だってさ、幕原ではみんな生き残るのに必死だったのに対して、日本の自殺者数は年間3万人だぜ!どんだけ社会や大人の世界は厳しいだって話ですよ!

 

でもこうも思った。

今のところ私の人生はとても地味だし、親も年老いてるし、堂本剛とも結婚できない。

でも20年後、このメンバーが本当に集まってくれるって20年前に誰が予想した?

20年後にはモリとアキラが国民的なアイドルになってるって誰が予想した?

ホントに予想ができないことが起こるんだ。

少なくとも私はこのドラマを見て20年間生きてみてよかったと思う。それより前に死んでたらあやうく見れないところだった。そう思うことがこれからの人生もあるかもしれない。だからこれからも頑張って生きてみようと思う。人が聞いたら、たかがドラマでと思うかもしれないが。

とりあえず婚活パーティー予約しよう。

 

そんなことを思った。