笑い飯のおもしろ漫才ツアー 名古屋会場 ゲスト:和牛

M-1の歴史は笑い飯の歴史でもある。

今回のツアーは笑い飯が過去M-1で披露したネタと新ネタ1本をやるという、ベストアルバム的な集大成のようなものである。
いやあ、すごかった。本物の漫才師を見た。
800人くらい入る大きい会場だったんですけど、800人が一斉に笑うとこんな感じなんだな、ちょっと振動感じるんだなと、初めて経験しました。

Wボケもさ、今では見慣れたけど初めて見たときは斬新だったよな。Wボケって聴くとガツガツし過ぎるイメージがあるけど、話を引っ張っていく哲夫がいきなり突飛なボケをしたり、西田の飄々としてるのにサラッと面白いボケぶっこむところとか、この二人だとそんな感じがしない。
ボケが入れ替わるタイミングも早すぎると見てるほうも疲れちゃうし、遅すぎるとテンポ悪いし、難しいと思うんだけど絶妙だよね。


かの有名な「奈良歴史民俗博物館」と「鳥人」を生で見れたのはちょっと感動。ええ土と、鳥の頭と人間の身体の境目のところは何度見ても笑ってしまう。
笑い飯はWボケも斬新だけでなく、題材も斬新なのがすごい。「奈良歴史民俗博物館」なんて、実在するマイナーな施設を漫才にするって今までありました?私が審査員ならこの時点で優勝させてる。
鳥人」なんて頭が鳥で身体が人間の紳士風っていう、たった一言の説明だけの架空の生き物ですよ。その世界観に有無を言わさずに引き込む笑い飯すげえ。


ゲストは今年M-1優勝候補の和牛。2本の漫才を披露してくれました。両方ともこの間の単独ライブでもやってたネタだったので、この2本はM-1のために仕上げてきてるのだろう。心なしかこの前よりパワーアップしている気がしている。特に水田が。
最近和牛はよく愛知に来てくれるなあと思うんだけど、本当にM-1までに一回でも多くの舞台を踏みたいんだろうな。単独ライブのときはその前に学祭出てたし、今回も出番の後すぐ東京でM-1の準々決勝だったし。


笑い飯と和牛ということで、トークではM-1の話題も出たんですが、漫才師にとってのM-1の存在の大きさについて改めて考えさせられました。何というか、漫才師にとってM-1て全てなんだなあ。
普段他の芸人から一目置かれるくらい劇場でドッカンドッカン笑いを取ってても、M-1の決勝に行ったことがないと結果出せてないみたいになってしまったり、埋もれてしまうのはせつない。
確かに無名の芸人がM-1によって一晩で成功者になるというのは夢がある。でもなあ、いくらネタ番組がなくなってしまったとは言え、これだけネットが発達してる世の中なのに、未だに関西の漫才師が全国区になるルートがM-1しかないのももったいないと思うんだよなあ。

笑い飯M-1を9年間は地獄だって言ってましたけど、出るも地獄、出られないも地獄なんですね、M-1て。なんて罪なものを作ってしまったんだ、島田紳助は。


なかなか優勝に恵まれず9年間M-1に出場し続けた笑い飯
笑い飯は最もM-1に愛され、最もM-1に嫌われた漫才師だ。

ラジオを聴いてみたいけど何から聴いたらいいのかわからない人にとりあえず自分の聴いてる番組を勧めてみる

オードリーのオールナイトニッポン

この秋で9年目に入った長寿番組。
ラジオビギナーにお勧めです。オードリーのことを知らないって人はあまりいないし、どの回も安定して面白い。二人でのトーク、若林のトーク、春日のトーク、コーナーがそれぞれ30分ずつとバランスがいいです。


ラジオを聴いてみたらわかりますがオードリーってめっちゃくちゃ仲いい。男子高に行ったことはないけど男子高ってこんな感じなのかなと思う。こんなにトークの面白い男子高生がいたら天才だが。でも学生の関係性のまま芸人になった感じがする。仲はいいけどベタベタした感じはしない。かと言ってビジネスな関係に変わってしまった感じもしない。


二人がこのすごくいい距離感なのは二人とも変人だからだろう。若林が捻くれてる系の変人なら、春日は我が道を行く系の変人だ。ラジオを聴き始めてわかったのだが、春日って意外としゃべれる。春日がいつも遠回しにクレームを入れる話とか、中川パラダイスと行動しているときの話は面白くて笑ってしまった。
ラジオでは若林がボケまくって春日がツッコミなのだが、聴いていくうちに本当にヤバイのは春日のほうだということがわかるだろう。


意外だったのは若林って春日のこと大好きなんだなということ。この人本当に春日のことよく見てるなと思う。春日をディスってるようで褒めてることがある。春日はとことんマイペース。ラジオならではの二人の面白さと個性を味わってみてください。

三四郎オールナイトニッポン0

私はラジオから三四郎にハマりました。
ラジオを聴いてもらえば、小宮の有能さと相田の面白さがわかるでしょう。
小宮ってさ、テレビではポンコツくず扱いされてるけど、いや、違うよ。あいつ頭いいし、たぶん性格いいから。エピソードトークもメールの返しも面白いし、しかもツッコミもちゃんと出来るの。まあ、漫才ではツッコミだしね。
相田のオチのないトークにも、暴走にもちゃんと付き合ってあげて面白くする小宮ってすごいし優しいなと思う。あと自分のこと「僕」っていうところ、育ちの良さが出てて好きだ。

でね、あまり知られてないんですけど、相田が毒舌で面白いんですよ。あと変人、狂ってる。見た目すごいサラリーマンぽくて普通なのに。相田がいい声でお気に入りのフレーズを何回も言うくだりもよくあるんだけど笑ってしまう。
今週なんか延々と「ドラゴン桜」の阿部寛のマネ聴かされましたからね。今週の相田はすごかった。小宮がすごいまともな人に感じた。
小宮の陰に隠れているが、本当にポンコツなのは実は相田のほうではないのか?と思う。つい最近まで実家暮らしだったから何も出来ないし、新コーナー始まる前に何かもうグダグダだし。

でもいいんだ。毒舌で、いい声で、何気にイケメンで、変わり者で、ちょっとポンコツで、オラついてる相田が私は好きなんだ。

有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER

えーこの番組はゲスい人だけ聴いてください。そしてこの番組を聴いてることはゲスい話が出来る人にだけ話してください。
ハマる人はすっごくハマると思う。もうね、ダントツで面白い。電車の中で聴けない。爆笑しちゃうから。

もちろん有吉が面白いというのもあるけど、とにかくハガキ職人が最高にゲスい、そして最高に面白い。下ネタもすごいけど、芸能人いじりもすごい。お前らどんだけ片岡鶴太郎について検索してんだよ、とか野村周平のことイジリすぎだろとか、こんなの氷山の一角なんですけど。


あと有吉のことは有吉さんと呼んで持ち上げ、毎月変わるアシスタントのことはボロカスに罵るという流れは、生放送でこんだけ面白いメール送れるのがホントすごい。正直、アシスタントの芸人さんって有吉に萎縮してるのかなぜかこの番組では面白くなくなっちゃうんですけど、ハガキ職人のイジリでかなり笑えるんですよね。
ちょっと前だとタイムマシーンの関のビッグスクーターとか。先月のトップリード新妻の新座の門は笑った。


長く続いてるコーナーが多いんですが、コーナーの練りに練られたメールも面白いです。コーナーのメールは下ネタが多いですね。こんなにひどい下ネタはラジオでしかできないだろうな。


まあね、こんな番組下らないっていう人もいるでしょう。でも私は下らないことこそ人間らしいんじゃないかって思うんですよ。もしものすごい美人がこの番組を聴いてたら一気に親近感湧きますね。友達になれそうだと思う。この番組を好きってことは私と価値観が合いそうだと思うから。
最近はね、教育に悪いからなんか知らんけど、下ネタとか下品なこととか排除して無菌状態にしようとする風潮ありますけど、そんなんだからこんなギスギスした世の中なんじゃないの?


私は信じてる。
ゲスは地球を救うと。

アルコ&ピース D.C.GARAGE

この番組も安定して面白いのでお勧めではあるんですが、わりと一つの話題を引っ張ることが多いので最初は内輪ノリについていけないかもしれません。でもコーナーも面白いし、聴き続けていくと話が意外な方向に行ったりして面白いです。私はちょっと前のエリートのリスナーを募集していたときの、変な仲間がどんどん集まってくる流れがすごく好きでした。あと新鮮な唐揚げの話もついに国家機密にまでなっていったり。どうやら私は話が壮大になっていく流れがツボらしい。フリートークで話したちょっとした話題がどんどんドラマチックになっていくのはアルピーの番組のならではです。

ラジオで名前をよく聴くハガキ職人さんもよく登場するだけあって、コーナーもすごく面白いです。でもたまにアナル共和国とかうんちブリブリステーションとかオダジョリギーとか、お前、誰だよ!みたいな奴が最後全部持っていくときがあって、そういうときはなんか爆笑してしまう。

ハガキ職人さんのネタも面白いんですが、アルピーってメール読むのうまいから面白さがさらに底上げされてると思う。特に平子は器用。
この番組は他の番組と違って、録音収録で1時間しかないんですけど、もうちょっと聴きたいなと思わせてくれるくらいでちょうどいいのかもしれません。



とりあえず自分の聴いてる番組を紹介してみましたが、私もまだまだ開拓中なので面白い番組あったらぜひぜひ教えてください!

ラジオ聴かない奴がお笑い好き名乗るなって話

なんだか強気なタイトルになってしまったが、私はただラジオの素晴らしさを語りたいだけなのである。うん、ラジオは素晴らしい。スマホを持ち始めてからというもの、ラジオという友はいつも私の側にいてくれる。語りかけてくれる。気づかせてくれる。笑わせてくれる。
ぜひ、あなたにもラジオにハマってほしい。

①いつでもどこでも隙間時間で聴ける

忙しくてラジオなんて聴いてるヒマねえよ!と思っているあなた!実はラジオは忙しい人にこそ最適なコンテンツなんです。
テレビを見ている間はずっとテレビの前にいないといけない、舞台を見るとなると劇場まで行かないといけません。ラジオはスマホradikoさえインストールすればいつでもどこでも聴けるんです。歩きながらでも、電車の中でも、お風呂の中でも、カフェでも。

そしてラジオはながら作業にももってこいなんです。料理をしながらでも掃除をしながらでも聴けるので、家事が嫌いな私はだいぶ助かっています。このブログもラジオを聴きながら書いています。

ラジオといえばなんだか暗い人が聴くイメージがありますが、ラジオはトークの勉強にもなるので、仕事でしゃべることが多い人やむしろ友達の多いリア充にこそぴったりなんです。
まあ、ラジオの世界にリア充が入ってくるのを嫌がるリスナーもいそうだけれど。

radikoにタイムフリー機能が加わってからは見逃した番組も1週間以内に聴くことができるようになり、ますます便利になりました。でも電車やカフェで聴くときは気をつけてください。笑いを堪えるのが大変なときがあります。

②顔芸も動きもテロップも使えないガチでトークだけの勝負

芸人さんにとってはこれがラジオの難しさであり、楽しさであるんだろうなと思う。
しかもラジオっていうのは生放送が多いですから編集もできません。スタッフとか観客の笑い声で誘い笑いもできません。話す内容は大体決まってるんだろうけど、その場で来たメールにも対応しなければいけません。エピソードトークは毎週違うことを話さなければいけないので、普段からアンテナを張って話を考えたり、ネタになるようなことをやってみたりしているんだと思う。
これを毎週毎週、2時間も!しかもネタがつきるどころか、どんどん面白くなっていくんですよ!話術が研ぎ澄まされていくというか、相方とのトークのリズムができていくというか。
上から目線で申し訳ないが、この人すごい面白くなったなあ!と思うこともあり、成長過程を楽しむこともできるのだ。

③テレビではわからない魅力がわかる

じゃないほう芸人の魅力がよくわかるのがラジオです。私は三四郎のラジオを聴いて相田の美声と毒舌にハマってしまい、顔を検索したらガチでタイプだったので、画像とライブのチケットをネットで検索しまくる羽目になってしまった。これだけは言いたい!相田は面白んだ!と。珍しくテレビに相田が出てるとものすごく応援してしまう。本当はもっとテレビに出てほしいけど、本人がナレーションの仕事楽しそうだし、まあいいかと思う。
ちなみにオードリーのラジオで森脇健児も「相田君がいいのよ。」と相田のことを褒めていて、まさか森脇健児と意見が合う日が来るとは思いませんでした。

テレビだけではわからなかった芸人さんのキャラも発見できます。小宮はラジオでは意外とツッコミの役割もしています。
ピンでの仕事も多いオードリーですが、めっちゃくちゃ仲良いのがわかります。学生時代からの友人だからあのやり取りができるんでしょう。そしてラジオでは若林がボケまくって、春日がツッコミです。でも春日がまともかというとそうでもなく、春日は春日で本当に変人なんですよ。ていうか、完全にヤバイ奴です。
ラジオを聴けば、オードリーの息の長さの理由がわかります。
なんでこいつが売れてるんだ?と思っている芸人さんでもラジオを聴いてみれば意外とハマってしまうかもしれません。

④完全に内輪ノリなんだけど、ラジオでしかできないノリというものがある

最近のテレビはちょっとエロとか下ネタを排除しすぎではないでしょうか?おそらく苦情が来てしまうからなんでしょうけど、下ネタ必要派の意見は無視かい!ギブミー下ネタ!カムバック下ネタ!

その点、ラジオは下ネタの無法地帯です。特に有吉のサンドリはその最もたるもので、下ネタに飢えていた私がラジオにハマったきっかけとなりました。このラジオのリスナーはゲスナーと呼ばれおり、下ネタだけでなく、芸能人への罵詈雑言という私の大好物を投下してくれます。
有吉も常に悪ノリで、例えば番組のオープニングで有吉の歌を2、3分聴かされることもよくあります。ラジオにもスポンサーっているはずなのに、しかも深夜でもないのに、本当にサンドリは攻めてる。ハガキ職人の質がずばぬけて高いのもうなづけます。

アルピーのラジオはいつまでその話やってんだよ(笑)って感じだし、オードリーは「生意気だと思われるかもしれないんですけど」「生意気だな!」のやり取りをもう何回も聴いたことあるのになんか笑っちゃう。
今の制約の多いテレビでは絶対できない笑いをラジオではやってくれるんですよね。
私はラジオは笑いの最後の聖域だと思ってます。

⑤お気に入りのハガキ職人を見つけるとなお楽しい

ラジオを作っているのは芸人さんやスタッフさんだけではありません。ラジオにはハガキ職人(今はメール職人とも言うらしいけど私はこっちの呼び方のほうが好き)が不可欠です。ハガキ職人の質によって番組の面白さが決まると言っても過言ではない。練りに練られたコーナーのメールも面白いんですが、芸人さんの発言に対しての即座の面白い返しは生放送ならでは。芸人さんやハガキ職人さんと同じ時間を過ごしている一体感を感じます。友達少ない奴ほどラジオにハマってしまう気持ちがわかります。


ハガキ職人を素人だと侮るなかれ。本当にこの人天才じゃない?って思う人もいる。で、やっぱりそういう人は何回もメール読まれるんですよね。けっこう色んな番組で読まれてる人もいる。ずっと聴いてるとこの人のメールはハズレがないなとか、すごい私のツボにハマるなっていうハガキ職人さんがだんだん出来てきて、自然に名前を覚えちゃう。そうなるとラジオネームが読まれた時点で来るぞ!と身構えちゃうんですよね。
そうかと思ったら彗星のごとく突然現れた無名の奴がめっちゃ面白かったりして、何者!と思ったり。日々ハガキ職人というのは生まれてるんですねえ。
ハガキ職人さんに言いたい。いつもありがとう!あなた達のおかげで仕事が辛くても笑顔を忘れずに生きてます!



この記事を読んでくれた人に少しでもラジオの魅力が伝わってくれたら嬉しい。ラジオがあなたの生活に彩りを加えてくれますように。

和牛がチャンピオンになるための全国ツアーin名古屋

なんかすごいな。なんかこのまま本当にチャンピオンになっちゃいそうだ。

まず会場に入ったら見事に女性しかいない。あれ?間違えてジャニーズのライブ来ちゃったかな?と思ったくらいだ。わりとどんなライブでもオタクっぽい人とか、おっちゃんとか、彼女に連れられてきましたみたいな男性がいるもんだけど。
私の住んでる地域ではまだまだ和牛を舞台とかテレビで見られる機会が少ないのだけれど、なるほど、こういう客層なんだな。この女性人気はbase時代のNON STYLEを彷彿とさせる。

私はアイドル扱いされている芸人を見てると、一発屋芸人を見るときのような何とも言えない不安を感じるのだけれど、舞台を見てしまえばそんな気持ちも吹き飛んだ。
思えばM1の準優勝という結果を出した上で、たまたまルックスも注目されたのだった。


一番最初のネタはドライブデート。
水田が彼氏で川西が彼女役の漫才は和牛では定番なんですね。一番に持ってくるってことは名刺みたいなもんなのだろうか。
アホっぽい彼氏としっかり者の彼女。
花柄の巾着のところでめっちゃ笑った。実際こんなアホな彼氏がいたら殺伐としてしまいそうなもんだが、なんだかんだラブラブに見えるし、ちょっとほっこりしてしまうのはなぜなんだ。彼女は怒ってばっかりなのに(いや、彼氏が怒らせてるんだけど)とてもチャーミングに見えるのはなぜなの!
どうやら水田が偏屈な彼氏のパターンもあるらしい。そっちのほうが面白そうだからYouTubeでチェックしてみよう。


私が一番好きだったのはゾンビのネタですね。和牛はコント漫才が多いけど、これはしゃべくりとコントのバランスが良かった。
単純に発想が面白いなと思ったし、どうやら私はボケの人の変なこだわりにツッコミの人が振り回されるというパターンが好きらしい。


私はコントとかコント漫才よりも正統派のしゃべくり漫才が好きなんだけど、和牛の漫才を見てたら私はコントが苦手なのではなく、コントのいかにもコントっぽいお芝居が苦手なんだとわかった。急に大声とか出されるのが苦手だ。
和牛のお芝居は大げさすぎなくてよい。二人ともお芝居がうまいのだと思う。コントというよりもコメディーを見ているような気持ちになる。


何となくコント漫才M-1では不利なイメージがあるのだが、和牛の演技力は大きな武器になる。このままコント漫才を貫いてほしい。
これ以上チケットが高騰するのは困るが。

ウーマンラッシュアワー村本大輔の大演説in名古屋

ここ数日、毎日炎上している村本大輔の単独ライブに言ってきた。


世間では嫌われてる村本だが、私は村本が好きだ。私は村本が舞台で手を抜いているところを見たことがない。漫才のライブでも村本が9割しゃべっている。一度ウーマンラッシュアワーの舞台を見てほしい。あれ?村本って面白くない?ってなると思う。舞台を見てしまうと好きになってしまう男、それが村本大輔である。


お客さんを巻き込んでしっかり笑わせつつ、だんだんと政治的な話もぶっこんでいく。
私は大演説を見たのは初めてだけど、この人はここ数年、全国各地で毎月この大演説を積み重ねてきたのだなと思う。



と言っても私は別に村本の信者ではないので、村本の言っていることが全て正しいとは思ってない。でも「普通をなくそう」という話に関しては「村本よく言った!」と思う。
ADDぎみの私は日々普通に苦しまされている。芸能人とか芸術家でもない限り、社会では普通というのが圧倒的正解だ。何かズレたことをしてしまう度に「ごめんなさい、ごめんなさい、私には普通がわからないんです」と泣きたくなる。最近は怒られるのが嫌で、何かをするとき「普通の人はこういうときどうするんだろう?」と考えるようになってしまった。もはや普通の奴隷である。


この主張が私の心に響いたのはADDが生きにくい日本にいるからであるが、アメリカではどうだろうか?発達障害が受け入れられているくらいだから、アメリカでは個性というものを大事にしてくれるんだと思う。そうなるとアメリカでは「普通をなくそう」という主張こそが普通になってしまうのではないか。


村本はアメリカに行くために英語を勉強していると言っていたが、村本はアメリカでどんなことを主張するのだろう?
人種差別とか銃社会についてはもう村本がどうこう言えるものではないような気がするし、今炎上しているLGBTはアメリカでは実際どういう存在なのかわからない。
アメリカの時事ネタについて話すんだろうけど、村本の炎上芸がアメリカで通用するとは思えないんだよな。


でも炎上なんかさせなくても村本は十分に面白い。
村本のことを初めて見たのは大阪でのある賞の予選だった。そのときウーマンラッシュアワーはバイトリーダーのネタをしていて、文句なしにその日ダントツにウケていた。かなり前のことなので他に誰が出ていたかは忘れてしまったのに、それだけは鮮烈で覚えている。
このライブがまだ村本の2ページ目だとしたら、表紙や目次の時点でどんだけ面白いんだよって話だ。


でもわからない。もしかしたら裏表紙から2ページ目で結末はすぐそこにあるのかもしれないし、こち亀みたいに200巻くらいあってまだまだ果てしない道のりなのかもしれない。
村本が2年後に本当にアメリカに行くことになったら私は見に行く。私も英語を使う仕事なのでちょうど勉強しなくちゃいけなかったんだ。


舞台を見たら、中卒の田舎出身の芸人がアメリカの舞台に立っているのを見て感動するかもしれないし、日本の恥晒してんじゃねえよ!と憤慨するかもしれない。
でもどちらの感想を伝えても村本は喜んでくれそうな気がする。


私は性格が悪い。無神経だし、気が利かないし、あまり人の気持ちもわからない。私の心の中の村本はブルーシートなんか捲らなくても、しっかりとブルーシートに鎮座している。私はそんなクズな自分が嫌いで、でも直すこともできなくて。そんな人間だけど、少なくとも一人は村本に励まされてる人間がいることを本人に伝えたい。



なんだかんだ最後はパラダイスの話で締めていた。
終わった後、私はしばらく立ち上がれなかった。


いつになったら私は普通から解放されるんだろう?


そんなことを考えていたら出待ちするのを忘れてしまっていた。ツイッターを見てたらすごい盛り上がりだったみたいだね。
あー私も村本と握手したかったな!

常滑漫才EXPOが神イベントだった件について





【出演者】
磁石・タイムマシーン3号三四郎・流れ星・オジンオズボーン・馬鹿よ貴方は・ナイツ・カミナリ・ANZEN漫才・ハライチ・ミキ・アキナ・さらば青春の光


私がハタチくらいのときオンバトにハマってて、そのときに出てたメンツが多かったので、すごくなつかしいというかツボでした。しかも前から5番目センターという今まで見たライブの中で1番いい席でした。全員生では初めて見る芸人さんだったし、テレビではよく見るけどネタは見たことのない芸人さんも多かったので、色々発見がありました。と言っても軽〜い感じで楽しんでいたので、どうでもいい感想書いていきます。

●篠宮の劣化の無さよ(顔面において)
ネタ中にそのことがずっと気になってしまったよ。オジオズの最近のネタは見てなかったけど、ラップとか一発ギャグとかそういうのしかないのかな?もうちょっと年齢重ねたなりの変化も欲しかった気がする。

●佐々木いつのまにバツ2かよ(笑)永沢まだ独身やったんかい!

●ナイツはやはりネタも司会も安定してる。見てて安心する。

●みやぞんって意外と前に出るタイプだったんだね。でもやっぱり未だに面白さはわからないわ。

●澤部テレビで見たまんま(笑)芸能人だな〜って感じ。岩井地味に面白い。

●カミナリはやっぱ苦手。ダウンタウンの浜ちゃんが頭はたくのは平気、というかむしろ好きなのにこの違いは何だろう?音?

●ミキは初めて見たけど拾い物だったわ。関西ではもう売れてるのかもしれないけど、これから伸びるなって感じ。やっぱ私は正統派のしゃべくりが好きだな。二人のキャラも、若いだろうにクラシカルな衣装も印象に残りました。もっとネタ見たいけど、やっぱ大阪行かないとなかなか見れないのかな?

●今更だけどさらば青春の光トークコーナーも漫才も面白かった。色々ゴタゴタしてて個人事務所なのに盛り返して、今年のキングオブコントの決勝にも行ってるくらいだし、こういうそこそこ大きい営業にも呼ばれてるしすごいよね。握手会ではあんま人気なかったみたいだけど(笑)、いや、私の中ではすごい好感度上がりましたよ。

●小宮ってやっぱ芸人の中でも評価高いんだな。票がダントツだった。

●流れ星とオジオズって仲いいな〜。やっぱ同時期にオンバトとか出てたからかな。

トークコーナーでの小宮と永沢の並びが私得すぎた。ずっと見ていたかった。

●磁石とか流れ星とかタイムマシーンとか、昔オンバトで好きだった芸人さんが意外と笑えなかったのがちょっと寂しかった。私が年取って、笑いの好みが変わちゃったのかな?


ステージも素晴らしかったんですが、その後、DVD買った人に先着順で握手会があったんです!
私、2日前にひどい風邪を引いて、すっかり握手会のことを忘れていたので、ものすごく手抜きのメイクと服で来てしまったことを後悔しつつ、でも行かないわけにはいかないんで三四郎の列に並んだんですね。他にも流れ星とかタイムマシーンとかもいて、ホントに全部の列に並びたかった!列に並んでいる間にも先に握手会終わった芸人さんがはけていくわけなんですが、普通に流れ星とかが横とか通っていくわけですよ!すげえ!

でまあ、ついに私の番が来たわけなんですが、熱は下がってたんですけど、完全に喉がやられてて声が出ない!こんなときに限って!
もう必死でガラガラの声を絞り出して
「ラジオいつも聴いてます。」と伝え、
相田さんに「また怪談やってください」と言ったら、「やんないよ。あれ、3話しかオンエアしてないんだよ」と笑顔で言ってくれました。あのいい声で。
あんまり声が出なくて小宮にちょっと聞き返された。まさか小宮に聞き返されるとは(笑)なんだか申し訳ない。小宮がDVDを渡してくれて、渡してくれた後、また握手してくれた。小宮なんて今1番忙しくて疲れてるだろうに、小宮いい奴だ。

いやあ、三四郎、2人ともめちゃくちゃかっこいいわ!喉のせいで伝えたかったことが全然伝えられなかったけど、声が出たとしても緊張して同じ結果だったかもしれん。
握手会が終わった後、スマホを見たら待ち受けが三四郎になっていることを忘れていてビクッとなった。


家に帰ったら生理が来ていたことに気づいた。興奮してたんだね…私…
なにせ男性の手を握ったのが2年ぶりだったのだ。


今週の三四郎オールナイトニッポン常滑お笑いEXPOについてちょっと触れてくれているのでよかったらradikoで聴いてみてください。裏側の話をしてくれてます。







発達障害が辛すぎるのであえて良かったことを考えてみたら意外とあった

いやー、言ってみたい。「最近の若い子は」とか言ってみたい。私なんかその最近の若い子に迷惑かけまくってるからね。むしろ若い子に怒られてれる。私は信じられないくらい仕事ができないんですよ。

というのも、私はADDの傾向が強い(ウィスクで診断済み)ということで、そもそも会社勤めが向いてない。さらに今の仕事は発達障害には鬼門のマルチタスクであり、おまけにチームワークが必要。自分のうっかりミスが直接お客様や他のスタッフの迷惑になってしまうというADDにとっては地獄のような仕事内容なんです。よっぽどのことがない限り発達障害の診断というのは下りないらしいんですけど、仕事中の私を見てもらえば診断が下りる自信ある。

もうね、毎日地獄。仕事終わった後でそういえばあれやってなかった!と思い出すこともあるし、休みの日も昨日ミスしてなかったかな?と気になってしまって気が休まるときがない。

気をつけても気をつけてもミスが減らなくて、私はもう自責の念に堪えられなくなりつつある。自己肯定感は過去最低。

そんなポンコツ野郎の私が生きてくために発達障害で良かったことむりやりひねり出してみた。

1. ほとんどの人が自分よりすごいので誰のことでも尊敬できる


私は自分がポンコツだという自覚があるので、誰にでも敬意を払うことができる。子育てという途方もなく大変なことをしている世のお母さんたちや、定年まで会社勤めをしているサラリーマンなんて神の域である。フリーターだって働いているだけエラいと思う。コンビニなんていう大変な仕事を異国でちゃんとできている外国人アルバイトに対しては毎朝感心してしまう。今の仕事を始めてからは事務員まじリスペクトである。
世の中に尊敬できる人がたくさんいるというのは素敵なことである。どんな人からも学ぶことはあるし、恋愛対象も広がる。自信がないのは問題だがいつでも謙虚でいられる自分がけっこう好きだ。

2.他人に対してあまり腹が立たないし、イライラもしない

働いていて思うのだが、みんなちょっとイライラしすぎだと思う。スタッフのほうもお客さんのほうも。私は基本あまりイライラというのはしない。ドンくさい店員を見ても、空気を読めない奴がいてもイライラしない。まあ、そういう人もいるよねぐらい。むしろ私だけじゃなかったと安心するくらいである。
人はミスするものだし、どうしても普通の人より能力的に劣る人もいる。イライラしてもしょうがない。むしろ自分がイライラすることで相手がさらなるミスをする可能性だってある。 

それなのにみんなどうしてこんなにイライラしているのか?

みんな自分の思い通りにならないことに関して耐性がなさすぎるんだと思う。

自分の思い通りのサービスじゃないと気がすまない、自分の思い通りに物事が進まないと気がすまない。ADDの私からしたら自分の思い通りにならないことなんて当たり前。そんなことでいちいち腹を立ててるほうの頭がおかしいのである。他人も自分もコントロールすることなんてできない。諦めにも似た悟りを普通の人にも身につけてほしいものである。

 

3.出来るようになるまで異様に時間がかかるので、出来たときの達成感がハンパない

 

どうしようもなく物忘れがひどい私は仕事が出来るようになるまで、普通の人の5倍は時間がかかる。もはや私が先に潰れるか、周りの人が先に潰れるかの根比べである。
やっと出来るようになったかなと安心した矢先、また同じ失敗をしてしまう。仕事に慣れるという感覚がまったくない。

 

しかし人より膨大な時間と手間をかけて仕事が出来るようになったとき、私達は普通の人が味わうことの出来ない喜びを味わうことができる。その仕事は普通の人からしてみたらなんてことはない普通のことだろう。でも私のような発達障害ぎみの人間とって、それは人生に置ける一つの大きな壁を乗り越えたことになるのだ。誰かが何気なく言ってくれた「最近ちょっと出来るようになってきたね」という言葉が泣けるほど嬉しい。

 

人よりも苦労して壁を乗り越えることの出来た人は意外と仕事が続いたりする。こんなに苦労して出来るようになったのに辞めてしまってはもったいないし、新しい仕事でまた一から途方もない道のりを歩くなんて気が遠くなるから。仕事をできない人を育てるのを時間の無駄とすぐに切ってしまうのはもったいない。人より不器用な人が一人前になったとき、育て上げたほうの感動も倍だと思うからだ。

 

4.偏見がなくなり視野が広がった

 

私が発達障害の検査を受けたのは今年、今の仕事を始めてからでした。自分が発達障害では?と疑い始めてからは発達障害について様々なことを調べたり、発達障害者のブログをたくさん読み、自分と同じ苦しみを抱えている人がこんなにたくさんいることを知りました。

精神科という場所にも初めて入りました。入る前は失礼ですが明らかに病んでいる人や頭のおかしい人がいるイメージでした。でも待合室にいるのはみんな普通の人ばかりでした。今時精神科や心療内科にかかることはそんなに珍しいことではありません。とても生きにくい社会だから。精神科に通っている人=頭のおかしい人・精神的に不安定な人ではなくて、精神科に通うくらい頑張っている人だと思うようになりました。

 
私は特に仕事の面で、空気を読んだり、見るだけで状況を判断するというのが苦手です。ゆえに非常識と思われてしまうことも少なくありません。私が今まで出会った人たちの中にもそういう人がいたかもしれない。私がこの人感じ悪いなと思っていた人だって人知れず悩んでいたり、傷ついていたのかもしれない。視野が狭くてなかなか気が回らなかっただけかもしれない。中には単に性格の悪い人もいただろうけど、私はこれからもたくさんの人に出会っていかなければなりません。だから世の中にはこういう性質の人がいるということを知っておいて本当によかったと思う。これは私が自分が発達障害では?と疑わなかったら一生知ることがなかったことかもしれません。

発達障害は白と黒でわかれているわけではなく、グラデーションのように濃いか薄いかでわかれているのです。だから誰しも発達障害の要素を持っているのです。完璧な人間なんていないんですから。他人事なんて思わずにぜひ義務教育でも取り上げていただきたいですね。

5.期待もされないし友達もできないので楽といえば楽


これは人によってはつらいですよね。私も最近までつらかったです。一人だけ定時で帰る気まずさよ。
でもよく考えたら私そんなにバリバリ働きたいわけではないんですよね。今は全然人並み以下ですが、人並みに最低限のことができてればいい。私はシフト制の仕事なんですが、明らかに他の人より休みが多い。私は体力がないので申し訳ない気持ちよりも楽したい気持ちのほうが勝ってしまう。辞めたくなったらそんなに引きとめられることもないだろうし。

職場に友達はいないので、職場の誰ともラインを交換してない。ものすごくアットホームな職場でだ。私以外のみんなはもちろん交換している。
最近はそんなこともどうでもよくなっている。仕事以外で職場の人と連絡取るのはともかく、休日に遊びに行くなんて絶対イヤだ!職場での人間関係は浅いに限る。どうせ職場を辞めれば終わってしまう間柄だ。いじめられなければもうそれでいいのだ。

6.得意不得意の差がありすぎるので、自分の適職について死ぬ気で考える

とにかく私はやれることとやれないことの差が激しいので、適性というのは死活問題である。ウィスクの結果、私の一部の能力については障害者のボーダーラインを切っていた。よくこれで今まで生きてこれたなと驚愕した。私のADDの特性を説明ざっくり説明すると、「仕事は覚えられないけど、興味のあることは記憶できるし集中できます」というものである。我ながらクズである。人にものすごく説明しずらい。

私が発達障害の検査を受けようと思ったきっかけは、今の職場の上司に「私は適性がないみたいだから辞めたい」と伝えたときに「それは甘えだよ」と言われたことだった。上司は私に乗り越えてほしいという優しさで言ってくれたのだけれど、私は本当にそうなのかな?と思ってしまったのだ。出来ないことは出来ないと言うのは悪なのかな?努力ではどうにもならないこともあるということをもっとみんな知ってほしい。

そんな訳で私は私の天職について長い時間考えていたのだけれど、そもそも働きたくないという結論に行き着いた。このブログを始めたのも、文章を書くことでお金を稼ぐことって出来ないのかな?と思ったからである。私は文章を書くことは全く苦にならないし、好きな喫茶店で好きなラジオを聴きながら書いているので労働という意識は全くない。むしろ趣味でやっている。

私が器用で割とどんな仕事でも適応できるタイプだったら、何の疑問も持たずに働き続けていただろう。本当は働きたくないという気持ちに蓋をして。好きなことしか出来ないというのは、実は1番のメリットだと思う。



長々と書いてみたけれど、書いてみたところで私が仕事が出来ないという現実が変わるわけではないし、私がまだ軽度なほうだから書けただけかもしれない。世の中には私よりもっと重い人もいて、私が書いたことなんて気休めにもならないくらい苦しんでいる人もたくさんいる。
でも書かずにはいられなかったのだ。
自分を責めてしまう人が1人でも減りますようにと願って。