ミキ漫全国ツアー2019

f:id:long_sleeper:20190614033838j:plain


1年ぶりのミキ漫だ。
前回よりもかなりキャパの大きい会場で、まさかの床下からの登場。かっけー。
私はしゃべくり漫才が特に好きなので今回も満足でした。会場は大きくなっても、冒頭で観客一人一人をいじったりしてくれて距離は感じない。

いつも通りしゃべくり漫才ではあったんだけど、冒頭からの会話の展開の仕方が前よりうまくなったなという気がした。すごい上からな書き方で申し訳ないし、前も決して下手とかじゃなかったんだけど。
ただ今回話が意外な方向に着地したり、話が二転三転したりして、そこがすごく面白かったので。あといつの間に立場が入れ替わったりしていたりとか。


最初のネタはお兄ちゃんにオリンピックに出てほしいというネタ。亜星くんがお兄ちゃんにムチャぶりするネタはわりと定番なんだけど、お兄ちゃんが振り回される姿がやっぱり面白いんですよね。亜星くんがお兄ちゃんを過信しすぎなのと、何だかんだ言うこと聞いてあげちゃうお兄ちゃんの空気間がよい。
最後のほうにやったアナ雪の歌を歌いたいというネタもお兄ちゃんが振り回されるんだけど、こちらのほうは打って変わってお兄ちゃんにめちゃめちゃ厳しい笑。正直歌ネタはもう飽きたなって思ってたんだけど、これはちょっぴりミュージカル調でしかも亜星が意外とうまくて良かった。


私が特に好きだったのは亜星くんが車を買うというネタと朝食のネタ。車のネタはお兄ちゃんが整備士を家族同然に思ってしまうくだりに、朝食のネタは亜星くんのアメリカへの知識が浅すぎて笑った。
亜星くんが乃木坂のコンサートに行くネタは、最初強気でツッコんでいたおにいちゃんが形勢逆転で亜星の言うこと全肯定し出したの面白かった。


最後は亜星がくんが考えた「手羽先食べゲーム」と「ETゲーム」。手羽先ゲームは最初これって決着つくのかな?って思ってたんだけど、亜星くん意外と頭いい!ETゲームはグッダグダだったけど、マネージャーさんの棒読みが面白かった。


VTRは亜星くんがツートライブのたかのりさんに怒られるというドッキリ。亜星くんがちょっとかわいそうだったけど、罪悪感で亜星くんの顔が見られないたかのりさんいい人だな笑。クイズでははらちゃんとトムブラウンのロン毛のほう(名前知らん)がゲスト。M-1組仲良さそう。でも亜星くんがトムブラウンに何回も顔掴まれてて、またちょっとかわいそう笑。


私が何となく感じたのは亜星くんいい意味で芸人特有の気持ち悪さが出てきたなって。一皮向けたような。まあずっとかわいいだけじゃやってけないだろうし、本人もバカじゃないからわかってるんだろうね。定期的にピンのトークライブもやってるし。テレビってキャラ立ち大事だから試行錯誤している最中なのかも。


閉演後には握手もしてくれました。1000人以上いるというのに!どんなに忙しくてもファンとのコミュニケーション大事にしてくれるところ本当に好き。

M-1ツアースペシャル2019in新潟

f:id:long_sleeper:20190516010809j:plain


行った人にだけにしか分からないとは思うんですが、


すみません。あの時座席を間違えてご迷惑をお掛けしたのは私です。


いやー、参ったね。今まで舞台なんて何回も行ってるのにこんな初歩的なミスしちゃうなんてね。でも言い訳をすると座席の表示が紛らわしかったんだ...。
夜行バスで新潟まで行ってすんごい恥かいちゃったよ。

霜降りにも申し訳ないことしたな。でもせいやがイジって笑いにしてくれたおかげでその後無事に舞台を楽しむことが出来ました。せいや、いい奴だな。正直今まで好きでも嫌いでもなかったけど、恩返しにこれからは応援するわ。こういう突然のトラブルも笑いに変えることが出来る芸人さんのすごさを身を持って再確認した形だ。小心者の私は内心心臓バクバクだったけど。


トップバッターがいきなり霜降りでちょっとびっくりしたけど、今思うと霜降りで本当に良かったと思うんだ。例えば和牛だったとしたら、あの作り込まれた漫才コントの世界の邪魔になって大惨事になるところであった。そうなったら何か水田さんにキレられそう汗。


まあスタッフの人に正しい座席に案内してもらえて良かったんだけどさ、惜しむらくは霜降りのネタの内容あんまり覚えてない。モノマネけっこう似てたことしか覚えてない。霜降り、単独ライブで名古屋に来てよ!絶対行くからさ!グッズもたくさん買うからさ!
あとこんなババアにも「お姉さん」て呼んでくれてありがとね。


ギャロップ、スーマラ、ゆにばーす、アキナはまあ名古屋でも見たしな。名古屋と同じネタだったし。プラスマイナスはもう安定してるよね。


見取り図はもう関西以外にも知名度があって、見取り図といえば「あたおか」というのがすっかり定着してるんだなと新潟まで来てみてわかりました。こんな地方の真っ昼間の公演に「スポブラ」とか「セーラー服」とか気持ち悪い単語ぶっ混んでくる見取り図さん笑。好きだ。


見取り図目当てで来たんだけど、思わずハマってしまったのがマジカルラブリー。郵便物と郵便物を対決させるというシュールなネタだったんだけど、何気に一番笑った。野田さんは7年間郵便局に勤めていたらしく、マニアックさと淡々と郵便物を推してくるのにツボった。ツボりすぎて思わず単独ライブのチケットを買ってしまったよ。2時間ずっとあの感じなのかな?フリートークとかVTRとかどんな感じなのかわからないので今から楽しみだ。


かまいたちは名古屋と同じくUFJのネタだった。このネタがかまいたちの代表作の1本なのはかまいたちの1番すごいところが1番生かされているからだと思う。それは観客を巻き込むのがうまいところ。すべてのネタは観客がいて初めて完成する。だけどこのネタは観客に見てもらって完成というよりも、最初から観客の存在そのものをネタにしてしまっている。ありそえでなかったこの発想が本当にすごいなあと思う。


最後はやっぱり和牛。引越屋さんのネタは一度見たことはあったんだけど、短いバージョンだったので今回フルで見られて嬉しい。私は和牛のネタを思い出すとき、あのネタというよりも思わずあの話と言ってしまいそうになる。それくらい私の中では和牛のネタは短いドラマを見るようなイメージなのだ。このネタは最近のネタの中でも、可哀想な人が出てこない好きなネタだ。名古屋と新潟を見たけど、両方に出ていたコンビの中で違うネタをやっていたのは和牛だけだった。私はしゃべくり漫才のほうが好きだけど、和牛のこういうプロ意識の高さは素敵だなと思う。

M-1ツアースペシャル2019in名古屋

M-1ツアーなのに霜降り来ねえ!見取り図も来ねえ!
名古屋飛ばしにもほどがあるだろ!と思いながらも行って来たんですが、まあ結局楽しかったですよね。

トップバッターは名古屋の芸人のアンダーポイント。
地方の公演で地元芸人が前座みたいな感じで出演するのはよくあって、でも知名度がないぶんあんまりウケてなかったりするんですけど、アンダーポイントはけっこうウケてたなあ。地元ネタを入れてたのもあるけど、けっこうルックスもいいし、正統派漫才だし、名古屋でもっと人気出でてもいいのにな。


アキナとミキはやっぱ人気あるな~。安定してウケてました。ゆにばーすはね、私、ファンなんですけど、何回も見たことあるネタだったのが残念でした。もちろん面白かったんですけど、今度の単独ライブでは新ネタもたくさん見られるといいな。


スーマラは例の件をネタにしてて、会場も何か許してる雰囲気になってたのが嫌だった。言っておくが、私は許してない。でも田中さんの「テッテレー」が見れたのが良かった。ベルト2つ着けてた笑。田中さんがアメトークM-1で爪痕を残したというのに、例の件が残念でならない。


お目当てのかまいたち。ポイントカードのネタやるのかなって思ってたけどUFJのネタだった。久しぶりに見たけどやっぱ面白い。かまいたちはいい意味でただの言い合いをしているようにも聞こえるのが良い。漫才漫才し過ぎてないというか。斬新なフレーズとかキレッキレのツッコミとかじゃなくて、日常会話の延長上にある面白さというか。私達でもUSJUFJを言い間違えるなんてよくあるじゃないですか。そんなたわいもない話をあそこまで膨らませて面白くするのが本当にすごいなと思う。後半グダグタになったりもするんだけど、それさえも計算ずくのグダグタなんだろうな。


別に好きでも嫌いでもなかったジャルジャルギャロップで意外と笑ったな。
ジャルジャルは会場が国名分けっこを期待している感じがすごくして、後半国名分けっこ始まったときにキタ━(゚∀゚)━!っていう空気になってた。ジャルジャルってネタが数百本あって、これはそのうちの一つに過ぎないんだけど、15年やってて、売れるのが早かった上に、衰えることなく今なお代表作を生み出せる力があるのってすごいなと思う。
ギャロップはやっぱりハゲネタだったんですけど、いやもうこのままハゲネタを極めてほしい。極めるだろうけど。「お先ハゲさせてもらってます」のところがめっちゃツボでした。


最後はやっぱ和牛でした。旅館のネタでした。
水田さんはいつもけっこう水田さんだけど、川西さんは老若男女演じてていつもすごいなと思う。


全体的にわりと鉄板のネタが多かったかなという印象でした。M-1ツアーだと普段舞台とか見に来ない人も来たりするから、新しいファン獲得のためなのかもしれないと思った。

オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアーin日本武道館 ライブ・ビューイング


ライブビューイングというもの自体が初めてだったんですけどめっちゃくちゃ楽しめました。劇場に入ってから周りの観客を見回して「この人たちみんなリトルトゥースなんだ...」という不思議な感覚に陥ったんだけど、さらに開演前のスクリーンに写った1万2千人のリトルトゥースを見たらもう圧巻だったよね。胸が熱くなったもの。数字で聞いてもピンと来なかったけど、目の前に広がる光景がすごくて思った。「オードリーのオールナイトニッポン」はラジオ史に残る番組で、私達はこれから伝説を目撃しようとしているのだと。


オードリーの二人が登場して会場が盛り上がる。
私のテンションももちろん上がっているんだけど、いかんせんライブビューイングなので、拍手したり歓声を上げたり出来ない。他の会場はどうだったのか知らないけど、この時点ではまだ名古屋会場は静寂である。仕方なく心の中で歓声を上げる。私も「お弁当に」「グー」って返したかった。他の観客のことなど全く気にせず喜びを表現出来る空気の読めなさがほしい。


この時は本当に武道館にいる人達のことが羨ましくてしょうがなかったんだけど、二人が着席し、トークが始まるとこちらの会場にも笑いが起こり全く気にならなくなった。武道館とライブビューイング会場の温度差がどんどん無くなっていく。
オープニングの二人のトーク、若林のトーク、春日のトークという構成もいつも聞いているラジオそのままだ。若林のニチレイのナレーションもそのままで、CMも入ったりして、本当に目の前でラジオの収録をやってくれているような感じだ。普段は耳でしか聞いてないので、いつも二人はスタジオでこんな感じなんだなあと思う。


オープニングで若林が
「僕たち、本気で内輪受けやりに来てますから」
かましてくれてたけど、まさにその通りのイベントであった。
もちろん会場にはリトルトゥースしかいないわけで、それも拍車をかけていたとは思うけど、この番組はわりと普段からそういう感じではある。春日のフィリピンパブとか中川パラダイスとかエロパソの話とかはもう定番だ。あとこの番組で産まれた言葉とかもたくさんあって、リトルトゥースの間でしか通じない笑。


例えば若林の父親は亡くなっているんだけど、それをいつも二人は「隠れた」と表現している。優しさなのかイジリなのかよく分からない。まあとにかく、3年前若林の父親が隠れて、お骨をどうするかってなって、若林は父親にどうしてほしいか聞くためにイタコに会いに秋田まで行ったらしい。意外とアクティブだな、若林。
前半のフリースイタコの完璧なインチキっぷりにも笑ったけど、後半のガチのイタコになぜか若林が号泣したところで一番笑った。イタコをバラエティータレントに例えて受け止める力がすごいと笑。あと若林の家族がスピリチュアル寄りなのも意外で笑ったよ。


他にもこの番組で生まれた素敵な言葉と言えば、やっぱり「狙ってる女」「狙い合ってる」なんだけど、次の春日の話はまさに狙女との話だった。もうね、ゲス過ぎるわ、若林のチャチャが面白すぎるわで、30分あっという間だった。高速道路を越えるくだりとか、1回4万のところが男子校ノリすぎてそこでもめっちゃ笑っちゃったのに、さらに両家の食事会までエピソード続くんだけど、本当に面白い話って時間を感じないし、何回でも聞きたくなるんだなって思ったわ。
クレイジーと真面目を持ち合わせた春日の特異性がいかんなく発揮された逸品なエピソードトークであった。


この話が終わって、会場が笑いに包まれながらもどこか暖かい雰囲気になったのは話がとても面白かったこともあるけど、この話をまず私達リトルトゥースにしてくれたからじゃないだろうか。こんな人生に関わる一大事を、こんな面白いネタにして温めてくれていたことに、長年かけて培われた信頼関係を感じたからじゃないだろうか、なんて思ってしまった。


二人のトークが終わり、企画が始まる。
ゲストの松本明子の足が意外とキレイだった。シークレットゲストの梅沢富美男の登場に会場も盛り上がる。そしてこの日1番盛り上がったのは 
まさかの春日の狙女登場!!
会場騒然。
さっきの話はこの時のための伏線やったんか!


最後にスーツに着替えて漫才。
もうあまり見ることが出来なくなった二人の漫才が久しぶりに見られて嬉しい。本題の春日が瞬間移動できるというネタはさっきの若林のトークもちょっとフリになっていて面白かった。でも私は最初のほうの二人の黒歴史の話にすごく笑った。IKEAの椅子とか笑。そう言えばそんなことあったな、二人とも色々やってんな、特に春日。


二人は今40で、彼らは丸々30代をオールナイトニッポンと一緒に過ごしてきたことになる。
始まった当初はこの番組がこんなに長く続くなんて本人たちが一番思ってなかっただろう。
オードリーの人気をここまで安定したものにしたのは間違いなくこの番組のおかげである。


ブレイクした当初、二人はいわゆるキャラ漫才というものをやっていて女性人気が高かった。しかしラジオが始まってみると、春日は作っていたキャラよりも素のほうが遥かにクレイジーだし、若林はかわいい顔に反して中身は猛毒。二人とも完全アウト。
それが良かった。特にラジオは男性のほうが聞いている。男性人気をものにした芸人は息が長い。
私は女だけど、男性にとってオードリーの会話は共感出来る部分も多いのだろうなと思う。



ラジオにはハガキ職人やリスナーと共に作り上げる番組もたくさんあって私はそちらもものすごく好きだ。予想外な展開になったりすることもあるし、自分も参加している気分になるからだ。
一方で「オードリーのオールナイトニッポン」はオードリー二人の会話を私達リスナーがずっと聴いている形になる。冒頭で二人で30分、若林が30分、春日が30分ただただしゃべり続ける。たまにゲストが来ることもあるけど基本的にこの形だ。シンプルといえばすごくシンプル。シンプルなのにバラエティーなんかよりも濃い時間を過ごしてるように感じるのは、二人がテレビで出せないゲスさをここで発散するかのようにめちゃくちゃに出しちゃってるところ、そしてオードリーの男子校ノリが本物なところにある。学生時代から二人だけの会話のリズムや役割が自然と出来上がっていて今でもそのままなんだろうなって感じ。空気を読むことが苦手な私は、空気を読むことが何よりも大切なこととされるテレビを見ると現実に引き戻されてしまうことがあるので、ラジオでのこの二人の空気感に心地よさを感じる。


10年間で変わったこと(若林が人見知りじゃなくなった)もあれば、変わらなかった(春日が今でもむつみ荘に住んでいる)こともある。彼らにとって変わったことと、変わらなかったこと、どちらが多いのかといったらきっと変わったことのほうが多い。春日もついに結婚するし、これからも変わり続ける。
でもさ、ラジオで悪ノリするのだけは死んでも止めんじゃねーぞ!

ろくでなしミトリズinNGK

今大阪で一番勢いがある芸人といえば見取り図だ。それは間違いない。そしてついに今回見取り図初のNGK単独ライブである。私は見取り図の単独ライブに行くこと自体が初めてなので、やっぱり漫才を中心としたライブなのかなと思っていた。でもろくでなしミトリズはネタありコーナーありで、単独ライブではあるんだけど、全体的に学園をモチーフにし、他の芸人さんの出番も多い。ネタ番組というよりバラエティー番組を見ている気持ちに近い。

思ったよりコーナーの割合が多かったけど、見取り図のネタが割と見れて私は満足だ。見取り図は関西の舞台にほぼ毎日出てそうだけど、中部地方に住んでいる私はそんなしょっちゅう見れるもんでもない。
改めて見取り図の漫才を生でいくつか見てみて思ったのが、見取り図の魅力は「健康的なゲスさ」だと思う。見取り図の漫才はよくよく考えてみると結構ゲスいこと言ってる。でもお客さんが引いていたりとかは一切ない。さじ加減が絶妙なのか二人のキャラだと許せてしまうのか。もちろんゲスい漫才は一部なんだけど、私の笑いのツボがそこなのでそう思ってしまうのだ。
しかも今回のライブでは単独ライブでしか出来ないような思い切り下ネタの漫才をやってくれた。ここまで直接的な下ネタの漫才を見たのは初めてだ。見取り図のゲスさ、ここに極まりである。


私は見取り図のゲスさみたいなのがたまらなく好きなんだけど、見取り図が関西の若手の中で抜きん出たのはやっぱりキャッチーさだとは思う。「あたおか」とか「おっかく」とか口に出したくなるフレーズを作るのがうまい。「頭おかしい」を略すと途端にコミカルな響きになるのだなあというのは一つの発見である。いや、お笑いにおいては一つの発明でさえある。そしてそこはかとなく優しさも感じてしまうのはファンの贔屓目だろうか。



見取り図は漫才の中では女性のことを女と言う。スポブラをネタにもしちゃうし、見る人によっては品がないとかガラ悪いとか感じるかもしれない。まあ、外見からして本人たちも品良く見せようなんて思ってないだろうけど。でも下品とまではいかないのは二人の人柄が出ちゃってるからだと思う。天然で熱い盛山さんと、淡々として何考えてるかわからないような感じがちょっとするリリーさん。二人のキャラの対比がすごくいいし、刺々しさとか生々しさを打ち消してくれている。


ネタも面白かったんですけど、コーナーももちろん面白かったです。
イントロクイズでは回答するためのボタンを押すために2階席まで上がってきてくれたので、けっこう間近で見ることが出来ました。
VTRでは河井ゆずるさんがずっとヒドイ目にあってて笑、それも面白かったです。

これからますますチケットの倍率上がっちゃうだろうけど地道に応援していこう。

大阪いたち〜残すはあとひとつ〜

聞いてください!
なんと今回の座席、なんと最前列ど真ん中!
しかも立ち見が出るような人気のライブで。私の人生で最前列が当たる日が来るとは!もう発券したとき固まったよね。
皆さん!宝くじに当たるコツは買い続けることですよ!

最前列を少しでも長く味わいたくて意味もなく早めに着席する。
すぐ目の前に幕がある。
幼いころから見ていた新喜劇に写っていた幕が。
触れる位置に床がある。
数々の素晴らしい芸人達が踏んできた、そして若手全員が目指す床が。

もう少ししたらこの幕が上がって、ここにかまいたちが立つんだなあと思う。確かにチケットはこの手にあるのに、現実味がない不思議な気分だ。



そしてライブは最前列だったということを抜きにしても、今まで見たお笑いライブの中でぶっちぎりで一番面白かった。
長めの漫才を4、5本だったんだけど、とにかく1本1本のクオリティーが高い。私が好きだったのはZOZOTOWNの社長に奢ってほしいというネタとポイントカードのネタですね。


かまいたちの漫才の魅力は「発想すげえ」だ。特にポイントカードのネタは「発想すげえ」にさらに「話術すげえ」が加わり衝撃的だった。最初に「ん?」と思わせて、どんどん話に引き込まれていく。山内さんがボケ、つまり一般的にはおかしいことを言っているはずなのに、ものすごい説得力、正当性でもって私たちの価値観を揺るがしてくる。そう、わざわざタイムマシーンなんか使わなくてもポイントカードなんて今からでも作れるのだ。私たちはそれがわかっているから一般的には山内さんはおかしい。山内さんがおかしいことを言うのは当たり前だ。ボケなんだから。でも山内さんの言っていることには何一つおかしいところがない。正論だ。筋が通っている。ボケなんだけどボケじゃない。その矛盾点が笑いに昇華されている。
私はこの漫才でめっちゃ笑ったけど、同じくらい「確かに」と思ってしまった。
さらに濱家さんに、当時脈がないと思っていたから告白しなかったのに、タイムマシーンを使って告白したとしても振られるだろう。もし付き合えたとしても今の奥さんと出会えなく可能性があるぞ。それでもお前は告白するのか?と、めちゃくちゃ真理を突いてくるではないか!
面白い漫才は今までたくさん見てきたけど、漫才を見て話術がすごいと思ったのは初めてだ。


かまいたちのすごいところはキングオブコントのチャンピオンなのに、漫才ではしゃべくりで真っ向勝負してくるところだ。
しゃべくりなのでボケの羅列ではなく、一つのキーワードで深く話を掘り下げていく。そして全く台本を感じさせない。漫才ではなくて、本当に山内さんがそう思っているからしゃべっているように見える。漫才ではなく会話を聞いているような。私がかまいたちの漫才がすごく好きなのは耳だけでも楽しめるから。実際にポイントカードのネタなんかはラジオで流してみても割と遜色なく楽しめるのではないかと思う。ラジオ好きとしてはそういうところもポイント高い。本人たちが意識しているかはわからないけど、山内さんのルックスなんか絶対イジリやすいはずなのにそういうこともしないし。


漫才の後は定番のクイズコーナーがあったんですが、何といってもその次の「変態ゲーム」にやられた。ざっくり言うとお互いが変態か変態じゃないかを当てる心理ゲームなのだが、これがとにかくすごい。相方を動揺させるためにお客さんに声をかけさせるのから始まり、最後のほうはお客さんを普通に舞台に上げちゃってるし!お客さんも舞台に参加している感覚。あと最後のオチね、暗闇でパンツ一丁の山内さんにだけライトを当てられているという絵面で終わるという。もう完璧。パーフェクト。


こんな舞台始めて見た。
私は常々自分は運のない人間だと思って生きてきたのだが、この舞台を最前列で見られたことに関してはとてつもなく強運だったと言える。

インディアンス単独ライブツアー「THE ENTERTAINER」in名古屋


インディアンスはまだ全然無名のころに大阪で一度見たことがあって、その頃からめっちゃ面白くて印象に残ってたんですけど、いつの間にか東京に行ってて。久しぶりに見たらやっぱり面白かった!大阪で見たときはたぶっちゃんのに腹抱えて笑ったんですけど、今ではきむの魅力に首ったけ。


インディアンスの魅力はなんと言ってもアドリブ感。まったく台本感がないというか。オープニングでフリートークがあったんですけど、フリートークも漫才と遜色ないくらい面白い。いい意味で漫才もフリートークの延長上にあるような。絶対作り込んでるに違いないんだけど、作り込んでるのを感じさせないくらい「その場の思いつきでしゃべってる感」がある。漫才コントでもですよ!すごくないですか?


それはなぜなのか?最初はたぶっちゃんの底抜けに明るいキャラといい意味でテキトーな感じから来るものなのかと思ってたけど。まあ、それもあるけど、見てるときむの影響がデカイことがわかる。
この人ね、漫才中めっちゃ笑うんですよ。ナチュラルに。漫才でツッコミの人が笑っちゃってることってたまにあるんですけど、それどころじゃない。こいつ下手したら客より笑っちゃってるんじゃね?くらい。誘い笑いとかじゃないの。本当に笑っちゃってるの。何回も練習しているはずのネタで。何回見ても笑っちゃうのかな?それとも今のアドリブだったのかな?って思っちゃう。たぶっちゃんのテキトーな感じに、きむが本気で笑っちゃうのの相乗効果がインディアンスのアドリブ感だと思う。


きむが笑っちゃうってるのもプロ意識がないという感じもしなくて。そりゃこんな面白いこと隣で言われたら笑っちゃうわなって感じ。きむがあまりにも笑っちゃってるのでたぶっちゃんが何か言ったら、「いつも言ってるけどここ特等席だから!」って返してたんですけど、この一言でかなりきむのことが好きになってしまいました。
あときむは噛んじゃったりとか言い間違いとかもあるんですけど、それを受けてのたぶっちゃんのその場のリアクションもさらに爆笑をさらってて、本当に全部アドリブなんじゃないかって錯覚しそうになる。


全部面白かったんですけど私が一番好きなのは反抗期の息子と母親のネタですね。たぶっちゃんが母親役なんですけど、「反抗期いただきましたー」っていうノリと時々出てくる父親が面白い。イオンのポイントの下りでめっちゃ笑った。実際自分の息子が反抗期になったときも意外とこんな接し方でいいのかもしれない笑


そしてびっくりしたのが即興漫才。しかも3本。「名古屋城」「運動会」「織田信長」だったかな?(かなり前なのでウロ覚え)インディアンスは単独ライブでは毎回即興漫才をしているらしいです。なるほど、ここで急激にアドリブ感が確立されていったのだな。驚くべきことに作り込んだ漫才との落差もあまりなく、3本全てが面白かった。微妙に他の漫才とのつながりがあったり。ただ残念なことに、けっこう前に見たライブなのでどんな内容だったか思い出せない。面白かったことだけは覚えている。もう一度見たいと思っても何せ即興漫才なのであの場だけなのだ。全く同じネタは二度と見られない。


それにしても即興漫才でも全く緊張を感じさせなかったな。
作り込んだ漫才がアドリブに見えて、即興漫才が前からやっていたネタのように見える。
インディアンスの魅力はアドリブ感だけではない、この二面性だ。